もう失敗しない!山ごはんの失敗談と簡単激うまレシピ5選

大自然の中で食べる「山ごはん」は、格別においしいですよね。しかし、いざ作ろうとすると「あれ、失敗した…」という経験はありませんか?

食材が重すぎたり、火力が足りなかったり、準備不足で残念な思いをした人もいるかもしれません。

この記事では、そんな「山ごはんの失敗談」から、「簡単でおいしいレシピ」を5つご紹介します。これから「山ごはん」に挑戦する人も、すでに失敗経験のある人も、この記事を読めばもう安心です。

失敗しない山ごはんの心得

「山ごはん」を成功させるためには、いくつかの大切な心得があります。

準備が9割
山ごはんは、登る前から始まっています。事前に計画を立て、必要な食材や調理器具をリストアップすることが重要です。

軽くて、簡単、ゴミが少ない
荷物を少しでも軽くするため、食材は「軽量化」を心がけましょう。また、簡単に作れて、調理後のゴミが少ないレシピを選ぶと、下山時の負担が減ります。

調理器具の把握
自分が持っているバーナーやクッカーの特性を理解しておくことも大切です。火力が弱いバーナーでは、煮込み料理は時間がかかり、ガスを無駄に消費してしまいます。

失敗談1:重くて持っていけない

山に持っていく食材は、少しでも軽くしたいものですね。

失敗の原因
肉や野菜をそのまま持っていき、ザックが重くなった。
水分を多く含む食材を選んでしまい、重くなった。
レトルト食品や缶詰をたくさん持っていった。

失敗から学ぶ対策
★乾燥食材を活用する
乾燥野菜や乾燥肉、フリーズドライ食品は、軽くて日持ちもするのでおすすめです。

★軽量容器に詰め替える
パスタや米は、ジップロックに小分けにして持っていくと便利です。

★現地調達できる食材を選ぶ
登山道にある山小屋で、水や食料を調達できる場合もあります。

失敗談2:調理器具が足りない

いざ作ろうと思ったら「あれがない!」と困ったことはありませんか?

失敗の原因
箸やスプーンを忘れた。
調理用のハサミやナイフを忘れた。
– バーナーやガス缶を忘れた。

失敗から学ぶ対策
★マルチツールを活用する
ナイフや缶切り、スプーンなどが一体になったマルチツールは、ひとつ持っていくと便利です。

★事前にチェックリストを作成する

出発前に、必要な調理器具や食器をリストアップし、確認してから出発しましょう。

失敗談3:火力が足りない

山の上は、平地よりも火力が弱くなりがちです。

失敗の原因
強風で火が消えてしまった。
寒さでガス缶の圧力が弱くなった。
煮込み料理など、火力の維持が必要な料理を選んだ。

失敗から学ぶ対策
★風防を活用する
風を防ぐ風防や、風に強いバーナーを選ぶと、火力が安定します。

★低温対応のガス缶を選ぶ
冬山や標高が高い場所では、低温でも安定して使えるガス缶を選びましょう。

★短時間で調理できるレシピを選ぶ
炒め物や、お湯を注ぐだけのフリーズドライ食品など、火をあまり使わないレシピがおすすめです。

失敗談4:味が決まらない

せっかく作っても、味がイマイチだとがっかりしますよね。

失敗の原因
調味料を忘れてしまった。
荷物を軽くするため、調味料をほとんど持っていかなかった。
計量スプーンがなく、味が濃すぎたり薄すぎたりした。

失敗から学ぶ対策
★小分けの調味料を活用する
1食分の醤油やごま油、スパイスなどが小分けになった調味料セットを持っていきましょう。

★シーズニングスパイスを活用する
一振りで味が決まるシーズニングスパイスは、荷物もかさばらず便利です。

失敗談5:食材が腐ってしまった

特に夏場は、食材の管理に気をつけたいものです。

失敗の原因
 冷蔵・冷凍が必要な食材を持っていってしまった。
保冷剤を忘れて、食材が傷んでしまった。

失敗から学ぶ対策
★日持ちする食材を選ぶ
常温で保存できる乾物やレトルト食品、缶詰などを選びましょう。

★密閉容器に入れる
ジップロックなどの密閉容器に食材を入れておけば、衛生的で安心です。

失敗談から学ぶ!山ごはんの簡単レシピ5選

ここからは、失敗談から学んだポイントを活かした、簡単でおいしい山ごはんレシピを5つご紹介します。

 1. 究極の軽量化!フリーズドライ丼
材料
フリーズドライのご飯(白米)、フリーズドライの親子丼や牛丼の具、
乾燥ネギ

作り方
クッカーでお湯を沸かし、フリーズドライのご飯と具を入れて混ぜるだけ。
乾燥ネギを散らせば、彩りもアップします。

★ポイント
火をほとんど使わないので、ガス代も節約できます。

2. ツナ缶とパスタのペペロンチーノ風
材料
パスタ(早茹でタイプがおすすめ)、ツナ缶、にんにくチューブ、鷹の爪、
オリーブオイル

作り方
クッカーでパスタを茹で、ツナ缶を油ごと加え、にんにくチューブと鷹の爪を加えて炒めるだけ。

★ポイント
ツナ缶の油で炒めるので、荷物が減らせます。

3. ラーメンで簡単!担々麺風
材料
ラーメン(袋麺)、ひき肉、乾燥ネギ、ごま油、練りごま

作り方
クッカーでひき肉を炒め、ラーメンのスープとお湯を加えて茹でるだけ。仕上げに練りごまを加えれば、本格的な担々麺の味になります。

★ポイント
インスタントラーメンをアレンジすれば、荷物もかさばらずに本格的な味を楽しめます。

 4. ジップロックで混ぜるだけ!ホットケーキミックス
材料
ホットケーキミックス、卵、牛乳(水でも代用可)

作り方
ジップロックに材料を入れ、袋のまま混ぜて、フライパンで焼くだけ。

★ポイント
ホットケーキミックスを使えば、計量不要で簡単に作れます。

5. 缶詰で楽々!サバの味噌煮定食
材料
サバの味噌煮缶、フリーズドライのご飯

作り方
クッカーでお湯を沸かし、フリーズドライのご飯を戻したら、サバの味噌煮缶を温めてご飯にかけるだけ。

★ポイント
缶詰は調理済みなので、温めるだけでおいしく食べられます。

まとめ

山ごはんの失敗は、誰にでもあることです。しかし、その失敗から学ぶことで、より快適で楽しい山ごはんを体験できます。

今回ご紹介した「失敗談」と「簡単レシピ」を参考に、ぜひ次の登山で実践してみてください。

事前の準備をしっかり行い、手間をかけずに「おいしい山ごはん」を楽しむことができれば、登山がもっと楽しくなります。

パタゴニア
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