登山ウェアの新常識!ミドルレイヤーにポーラテックが最適な理由

登山ウェアを選ぶとき、アウターやベースレイヤーにばかり気を取られていませんか?

実は、ウェアの間に着るミドルレイヤーが、登山の快適性を大きく左右する重要な役割を担っています。特に、数ある素材の中でも、ポーラテックはミドルレイヤーに最適な素材として、多くの登山者に支持されています。

この記事では、ミドルレイヤーの役割から、ポーラテックの驚くべき機能性、そしておすすめ製品までを徹底解説します。

ミドルレイヤーの役割とは?

ミドルレイヤーは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着るウェアのことです。

体温調節の要
保温
ベースレイヤーから発散された熱を閉じ込めることで、体温を保ちます。
通気性
激しい運動でかいた汗を素早く吸湿し、外部に放出する通気性も重要です。

3つのレイヤーの関係
ベースレイヤー
汗を吸い上げ、肌をドライに保ちます。
ミドルレイヤー
体温を保ちながら、ベースレイヤーから出た湿気を逃がします。
アウターレイヤー
風や雨を防ぎ、外部からの影響を遮断します。

ポーラテック(POLARTEC)とは?

ポーラテックは、アメリカのMalden Mills社(現Polartec, LLC)が開発した高機能フリース素材のブランドです。

フリース素材のパイオニア
1980年代に、それまでのウール素材に代わる画期的なフリース素材として誕生しました。優れた保温性、速乾性、通気性を持ち、**ミドルレイヤー**の概念を大きく変えました。

ポーラテックのミドルレイヤーが最適な理由

ポーラテックがミドルレイヤーに最適な理由は、その機能性の高さにあります。

軽量で暖かい
同じ厚さのウールやコットンの2倍以上の保温性があると言われています。
繊維の間に多くの空気を含むため、軽くて暖かいのが特徴です。

優れた速乾性と通気性
濡れてもすぐに乾くため、汗冷えを防ぎます。
激しい運動でかいた汗を素早く外部に放出し、ウェア内をドライに保ちます。

摩擦に強い耐久性
毛玉ができにくく、繰り返しの洗濯にも強い耐久性があります。
長く愛用できるため、コストパフォーマンスにも優れています。

ポーラテックの種類と選び方

ポーラテックには、様々な種類の生地があり、用途に合わせて選ぶことができます。

Polartec Power Grid(ポーラテック パワーグリッド)
特徴
グリッド状の編み目が特徴で、軽量ながら高い保温性と通気性を持っています。
選び方
行動中も着続けたいミドルレイヤーに最適です。

Polartec Thermal Pro(ポーラテック サーマルプロ)
特徴
保温性が高く、フリースらしい柔らかい肌触りです。
選び方
休憩時や冬山登山など、より高い保温性が必要なときに活躍します。

Polartec Alpha(ポーラテック アルファ)
特徴
中綿素材として開発され、軽量ながら非常に高い保温性と通気性を持っています。
選び方
動きが少ない休憩時や、レイヤリングの中心として使用したい場合に適しています。

おすすめのポーラテックミドルレイヤー製品

各アウトドアブランドから、様々な「ポーラテックミドルレイヤー」が発売されています。

パタゴニア(Patagonia)
R1 フーディ
ポーラテックの「パワーグリッド」を使用した、定番のミドルレイヤーです。
R2 ジャケット
より高い保温性を持つ「サーマルプロ」を使用したモデルです。

ノースフェイス(The North Face)
バーサミッドジャケット
軽量で保温性が高く、幅広いシーンで活躍します。

コロンビア(Columbia)
特徴
ファッション性の高いデザインが特徴で、軽量で使いやすいモデルが豊富です。
おすすめモデル
スレートスプリングスソフトシェルジャケット**など。

ポーラテック製品のお手入れ方法

ポーラテックの機能を長く保つためには、正しいお手入れが必要です。

洗濯方法
洗濯機でOK
ほとんどのポーラテック製品は、洗濯機で洗えます。
中性洗剤を使用
柔軟剤は吸湿性を損なう可能性があるため、使用を避けてください。

乾燥方法
乾燥機はNG
熱で繊維が傷む可能性があるため、乾燥機は使用しないでください。
自然乾燥
風通しの良い場所で陰干ししましょう。

まとめ

ミドルレイヤーにポーラテックを選ぶことで、登山の快適性は格段に向上します。

その優れた保温性、速乾性、通気性は、汗冷えを防ぎ、常に体をドライに保ってくれます。

ぜひこの記事を参考に、自分に合ったポーラテック製品を見つけて、快適な登山を楽しんでください。

パタゴニア
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